お久しぶりです。

コロナ禍はまだ続いていますが、仕事の方も6月…7月…8月と徐々に忙しくなり、6月以降はコロナに猛暑の中、医療機関をはじめとする経営相談や依頼されてくる案件へ取り組むのが精一杯で、ブログの更新まで間に合いませんでした。(言い訳から始めます…失礼)

やはり医療機関をはじめとする相談は、➀患者の減少への対応②キャッシュフロー(資金繰り)と借入金③コロナで「前倒し」で事業譲渡等などが主流であり、個々の状況(事情)により異なりますが、①は抗体検査(職員全員へも実施しています)の実施や「コロナ感染予防対策支援事業」の助成金を活用しての医療機関の衛生対策(99.9%除去の紫外線機器の設置/発熱等患者との区分け/HPをリニュアルして「安心」「安全」「衛生的」そして「電話・オンラインでの相談依頼を丁寧に対応」➩今こそ地域での信頼感を獲得など)をアドバイスしては、実際に実行して貰っています。ちなみに顧問先の医療機関では、7月から「回復期」を迎え、8月はお盆休みなど長期休暇があり「危険な夏」と思っていましたが、裏腹にコロナ感染が広がる前の2月よりも患者の来院が増え、「回復期から好調期」へ突入している状況になっています。今は早めにインフルエンザも流行するかもしれない(院長と話すと今年の冬は、マスク着用や3密を避ける傾向が強いこともあり、インフルエンザはさほど流行には至らないのでは…と話しています)冬に向けて、診療体制等の準備を早くから進めているところです。

「抗体検査」から今冬から医療機関の判断でできる「PCR検査」や「抗原検査」の取組みは大切なポイントで、医療機関の準備を含めたのリスク管理の上、行えると患者さんや地域住民は助かるようにも聞いてます。特に学校関係や介護・福祉関係、また海外を含め出張の多いビジネスマンに10月以降はイベント業に観光関係まで要望は広がるように思います。また実施に当たっては、必ずHPでピーアール(PR)することを忘れないで下さい。

次に②では社会福祉医療機構への融資依頼の相談や日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス特別貸付」の申込相談、上記等での助成金での相談となります。助成金以外は借入金となりますから、安易に融資を受ける訳にはいかないですが、コロナの収束が不透明であるだけに、キャッシュフローを重視した経営を目指さなくてはなりません。そのため、現在「低年利(支払利息)」「元金返済での長めの据置期間」「通常より返済期間が長めに設定」「相談して借りやすい環境」を見据えて、自院の収支状況(P/L)とコロナ以前の負債状況(B/S)をよく確認、または顧問税理士へ相談して、キャッシュフロー経営を安定させておくことアドバイスしています。

個々の状況が分からないので、絶対に…一概には言えませんが、最低でも予想される費用(特に固定費部分)の6か月分を目安に、医業収入規模だと、コロナ前後での30~40%設定での6か月分程度の借入額で済めば、キャシューフロー経営に余裕が生まれ、患者さんへ診療にも余裕をもって対応できると思います。(建て替えなどでの融資額で、よく言われているのは年間医業収入の0.8とか1.2とは言われていますが、現在は運転資金だけですので、今は0.8~1.2は危険です)

③のコロナで「前倒し」で事業譲渡等に関しては、次回にまた記載しますが、病院だけでなく、クリニックでも相談や話しが多くなっています。やはり要因は、以前から➀後継者不在で事業譲渡を考えていた、②経営状態が思わしくなかった、③高齢の為の引退時期を考えていた、④昨秋に新規開業や建て替えをしたばかりの医療機関、➄ちょうど今春以降に新規開業計画していた医療機関などで挙げられます。また医療機関を取り巻く環境も時代と共に変わり➄ファンド系企業(民間企業)などが運営に携わる医療機関をこの期に手放すという要因もあり、コロナの影響での経営悪化➩事業譲渡というより、事業譲渡に対する意識や意向、そして時期が「前倒し」になっている状況が正しいように思えます。

この点は、先日、医療経営の専門誌にも掲載したのと、本ブログが長くなるので、次回にまた掲載いたします。

ところで、可愛い孫娘の柊愛ちゃんは、コロナの影響で3か月以上会えず、ようやく8月半ばと9月上旬に会うことができました。既に7月下旬には「つかまり立ち」ができ、8月には「1人で立てる」ようにもなり、8月の定期健康診断では、生まれた頃より30㎝弱(正確には忘れました)身長が伸び、体重も9~9.5㎏(これも正確なのを忘れました)であり、標準的から見て「小顔」で、診てくれた先生にも看護師さんにも愛想が良かったそうです(将来が心配にはなりますが…)。8月に来た時には、買ったビニールプールが小さすぎてお風呂場で、9月に来た時には揃え直したビニールプールで水を怖がらず遊びましたし、豆腐やトマト、ブドウやカボチャなどが食べれるようになったので、家族みんなで昼食で外食にも行けました。泣くと大変ですが、結構人見知りはせず、長男夫婦の育て方が良いのか、めったに大泣きしない非常に可愛く育っています。「目に入れても痛くないほど…」と言葉がありますが、孫娘と接していると、今はそんな感じです。

自分の人生を振り返るのはまだ早いかも知れませんが、よく考えてみると、自分自身が結婚でき、2人の息子がいて、その息子たちが就職して働き、まだ長男だけですが結婚して新郎の父親として挨拶ができ、長男の嫁さんである義娘ですが初の娘もでき、そして孫娘も抱っこでき、遊べるとは思っても見ませんでした。独立しての仕事は1年半ぐらいになり、世相で収束しないコロナ感染禍などもあり、独立の厳しさや人付き合いの難しさをこの歳で再度知り、今年も精神的にキツイ面が日々を送り、まだ厳しく大変ですが、自分で決めたことなので、前進あるのみです。ただただ…しかし私は家族には恵まれているようで、感謝しています。

2020.9.16 株式会社A&Kメディコンサル.com 佐藤 勝浩